松阪市は、戦国の武将 蒲生氏郷よって1588年に築城された松坂城の城下町で、氏郷の郷里滋賀県日野町や伊勢大湊などから商人を招き入れ“商都まつさか”として繁栄しました。

江戸時代に入ると三井グループの創始者で、三越の前身である越後屋を江戸に開いた豪商三井高利をはじめ数多くの松阪商人(伊勢商人)を輩出し、現在も脈脈とその流れを汲む企業も多く存在しています。

また、「古事記伝」を著した国学者本居宣長や「北海道の名付け親」として知られる探検家松浦武四郎、伊勢茶の基礎を作った実業家大谷嘉兵衛などの偉人も生まれています。

市内には「松坂城跡」、「御城番屋敷」、「本居宣長記念館」、「本居宣長旧宅(鈴屋)」、「松浦武四郎記念館」、「三井家発祥地」、「松阪商人の館」などそれぞれの人物にちなんだ名所・旧跡も多く、また偉人を讃えた「氏郷まつり」、「武四郎まつり」、「宣長まつり」なども開催されその歴史・文化を現代に伝えています。

一方、松阪といえば言わずと知れた「松阪牛」のふるさと。市内にはすき焼きからホルモンまで数多くの松阪肉専門店があり、松阪観光のひとつの目玉となっています。

松阪市観光協会HP